おはようございます。健康に興味がありますsumiです。今回、胃と大腸の内視鏡検査を受けたので、経験談を記します。検査を受けようか迷っている方や、受ける予定のある方などの参考になればと思います。
尚、病院によって、そして個人の状況によって、検査の流れや注意事項など異なると思うので、ご了承ください。また、汚い話題も出てくるので、食事中の方はその後に見ていただけたら幸いです。
Contents
受診者プロフィール
30代女性。胃や大腸の検査を受けたことがなく、自覚症状もありません。内視鏡検査は、一般の健康診断で、病気の疑いがあったときに、より細かく診るために行われることが多いです。そして、一般の健康診断で胃や大腸の検査をするのは40歳~であることが多いです。
とあるきっかけがあり、内視鏡検査に興味を持っていました。
(そのきっかけは、またの機会に述べたいと思います)
この夏、何かに挑戦したいと思った私は、内視鏡検査を経験してみることを決め、申し込みました。
申し込み
職場の福利厚生に、人間ドックがあるので、胃と大腸の内視鏡検査のみ受けられて、値段が一番安い病院を選びました。
送付物
申し込みから一週間経ち、封筒が届きました。届いたのは以下の通りです。
・検査の説明
・承諾書
・問診票
・検査食
・下剤(私は基本的に便秘や下痢がないので、1日分でしたが、便秘気味の方には2,3日分お渡しすることもあるみたいです)
3日前からの食事
大腸内視鏡検査は、大腸を空っぽにしなければならない、つまり、便を出し切った状態にする必要があります。そのために検査前は食事に気を付けることが求められます。私が実際に摂った食事のメニューを記します。
3日前の食事
朝(スクランブルエッグ、マーガリン入りレーズンパン)
昼(玄米、納豆、刺身)
夜(フライドチキン、チャーハン、菜の花のおひたし、じゃがバター)
★間食にアイス1本、せんべい4枚、手作り寒天ゼリー
→3日前から、消化の良いものを食べましょうと説明に書いてありましたが、2日前だと勘違いしており、3日前は普通に食べてしまいました。
2日前の食事
朝(スクランブルエッグ、ソーセージ、マーガリン入りレーズンパン)
昼(たこやき。たこは数個に控えた)
夜(ゴーヤチャンプルー、玄米)
★間食にチーズケーキ
→2日前も結局食欲に負けて割りと普通に食べてしまいました。
1日前の食事(送付された検査食)
朝(粥)
昼(粥、にくじゃが)
夜(クリームシチュー、クラッカー)
★間食にフルーツ飴3個、昼食が足りずにおじや1パック追加で食べました。
→量が足りないのか、好きなものを食べてはいけないという精神的辛さなのか、1日元気が出ませんでした。午前中と、昼食後が特に辛く、おじやを追加して食べたのにも関わらず昼食後に物足りなさが強く、飴を食べました。夜は17:00-18:00というとても早い時間に食べました。
前日~検査終了までの流れ
前日20:00 下剤服用
便をすべて出し切るのに、下剤の服用が必須となります。前日の21:00から就寝前に飲むように書いてありました。しかし私はいつも21:00に寝るので、どうしたらいいか、薬について検索しました。もらった下剤はアローゼンという名前で、8-12時間後に効くとのこと。私は4:00起きなので、4:00以降もよおしても大丈夫と思い、20:00に飲むことにしました。
当日4:00 起床
起きると、お腹がぐるぐる鳴っていました。出発の7:00すぎまでに4回程トイレに行きました。前日20:15以降絶食でしたので、朝食は食べません。前日の食べたい欲求は消えていました。
受付にあわせて出掛けます。絶食の影響で、いつもより階段がきつかったです。
8:15 受付、承諾書サイン
受付後、上下の着替えを渡され、着替えます。上は浴衣みたいなものです。下はジャージみたいなもの。そして、検査の説明を受け、承諾書にサインをしました。
8:30 腸管洗浄液(下剤2L)を飲む
液体の容器と、目盛付きのコップをもらいました。下剤を飲んで、大腸の中をきれいにするとのこと。6回トイレにいくと大体きれいになるそうです。2Lを1時間半かけて飲むようにとのこと。250ミリリットルを8回分と説明されたので、10分で一杯ずつ飲みました。
味は、スポーツ飲料を苦くまずくした感じでした。始めは抵抗なく飲めました。しかし、途中からはきそうになりながら飲みました。白湯が用意されていたので、交互に飲みながらだと少し楽でした。
そして冷たいものを飲んでるからか体が冷えました。鼻水も止まりません。ブランケットを借りました。
半分飲んだくらいからトイレに行くことになると思うと言われていたのですが、3/4飲み終えても1度もトイレに行けず、下剤が追加されてしまうのではないかと恐怖で震えました。歩いたりお腹をねじりながら飲むと良いと説明されましたので、頑張りました。
1L900ml飲んだところで、やっとトイレに行けました。下剤を飲み終えたときの達成感が半端なかったです。その後2.3分おきにトイレへ行き、10:20には検査ができる便の状態になりました。
10:30 着替え
検査着を渡されます。上は先に渡された検査着のまま、ハーフパンツみたいなものを渡されました。ひもがついていて、抜くとお尻の部分が穴が空き、大腸内視鏡検査ができるようになります。
10:40 点滴
私は基本的には鎮静薬なしで行うことにしました。検査中に痛くなった場合、すぐ鎮静薬がいれられるように、点滴の針をいれておく処置がされました。
10:50 胃・大腸内視鏡検査スタート
始めに胃の内視鏡検査です。喉の麻酔として、スプレーを口の中にしてもらい、飲み込みました。苦かったです。
横向きになります。マウスピースをはめました。口からカメラが入ります。カメラが喉を通るときが痛くて、鎮痛剤をお願いしようかよぎりましたが、痛みのピークはすぐに過ぎました。先生が優しく指示をしてくれたので、混乱なく受けられました。看護師さんが体をさすってくれて心強かったです。
ときどきお腹が張り、中に何か入っている感がありました。力を抜くために目をつぶったり、胃カメラの映像を見ていました。全部で5分程で終わりました。再び胃カメラが喉を通るときがつらかったです。よだれがほっぺにつくので、ティッシュをもらい拭きます。異常なしといってもらいました。
そのまま大腸内視鏡検査のスタートです。横向きになります。お尻の穴にゼリーを入れられ、カメラが入ります。大腸の始めの曲がり角が一番苦しかったです。そこを超えて、仰向けになると少し楽になりました。
胃のときと同様、ときどきお腹が張り、中に何か入っている感がありました。割りと落ち着いて映像を見る余裕がありました。全部で10分と胃より長かったですが、こちらの方が痛みや違和感が少なかったです。こちらも異常なしでした。点滴の針を抜いてもらい、終了です。
喉の違和感は30分程でなくなるので、水を飲んで平気だったらご飯を食べてもいいこと、胃が空っぽだから胃に優しいものを食べる方がいいこと、お腹にガスがたまっているのでおならを出す方がいいことを説明されました。
11:10帰路へ
着替えて清算を済ませ、終了です。
その後の体調
当日
終了後、特に痛いところはありませんでした。喉の麻酔がとれてから、昼食を食べました。胃に優しいものをと言われてたのですが、絶食の影響で食べたい気持ちが勝ってしまい、がっつりいってしまいました。ステーキ、エビフライ、カニクリームコロッケ、ごはん、味噌汁を食べました。
食べている途中で下腹が痛くなりました。しかし、気持ちで全部食べました。お腹が痛いのに甘いものが食べたくなってしまい、キャラメルコーンを1袋食べました。
横になって休みました。途中でおならが出るようになりました。腸がぶるぶるしているのが分かり、頑張って活動していることを感じました。2-3時間横になると、楽になりました。夜はお尻の内部が少し痛かったですが、朝起きるとなんともありませんでした。
次の日
昼食後から夜にかけて、胃が少し痛くなりました。検査の影響かもしれないし、昼食に誤って生肉を食べたかもしれなかったので、それが原因かもしれません。朝起きると治りました。
2日後
朝に検査後初、軟便が出ました。
まとめ
大腸内視鏡検査は準備が大変
大腸内視鏡検査のために、当日以外にも食べるものに気をつかい、空腹に耐えるのが大変でした。そして何より、当日、2Lの検査薬がまずいのに飲まなくてはならないのが、辛かったです。しかし、始まってしまえば、思ったより余裕で過ごすことができました。
胃内視鏡検査は検査自体が大変
逆に、胃の方は、当日まで受けることを忘れるくらい事前準備はありませんでした。前日夜からの絶食くらいです。しかし、検査中の、管が喉を通る2回が苦しくて痛くて嫌でした。とはいえ、耐えられないほどではなく、鎮痛剤を使わず、意識があるまま受けることができました。
以上、胃と大腸の内視鏡検査について記しました。とても辛い・痛い可能性があると思って受けましたが、想像よりは楽に受けることができました。できれば毎年は受けたくありませんが、病気を早く見つけるために、数年に1度、今後も受け続けようと思います。