こんにちは。sumiです。今回は、「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」に行ってきました。現地での動きや、観劇しての感想を語りたいと思います。これから行く人の参考になればと思います。また、行った人と感動を共有できればと思います。私は元モーニング娘。の加賀楓さんが大好きなので、加賀楓さんの話題が多めです。内容のネタバレもあると思うので、内容を知りたくない方は気をつけてください。
チケットについて
チケットは、「東宝ナビザーブ」の第2回抽選でゲットしました。第1回抽選では外れたので、冷や冷やしました。5/2に申し込み、5/8に当選が分かりました。近くで見たいと考え、17000円のS席にしました。このあたり、また別記事で詳しく語りたいと思います。
予習
公演スタートは6/24。私が観に行くのは8/4。ということで、観に行った方がアップした会場の映像を見たり、感想を見たりした上で、臨むことができました。ありがたいです。感想を見る中で、予習が大切だというご意見があったので、しっかり予習していこうと思いました。「ムーラン・ルージュ」は、洋楽ポップスのフレーズがたくさん使われているとのことでしたが、私はあまり詳しくありません。まずは、曲になじみがあった方がよいだろうということで、サウンドトラックを聴きました。ブロードウェイミュージカル版のムーランルージュのサウンドトラックが、YOUTUBEで聴くことができたので、たくさん聴きました。私は英語は全く分からないので、雰囲気だけ味わいました。
さらに、ミュージカルの元になった映画を、観ました。「DMM TV」で数百円でレンタルしました。ここでやっとストーリーと、サウンドトラックの曲がつながってきました。
会場入り
そうして迎えた当日です。上演時間としては、第一幕が13:00~14:10、休憩が25分、第二幕が14:35~15:55です。私は12:30すぎに到着。外の看板で写真を撮りました。
ロビーには主要キャストの大きい写真が飾られていて、テンション上がりました。グッズやドリンクなど売っていましたが、私は買いませんでした。
キャストボードを撮るのに10分程並びました。
12:45頃、会場へ入ると、ものすごいセットが。真っ赤な照明も相まって違う世界に飛び込んだ感じがしてとてつもなくわくわくしました。会場の様子は、たくさんの方がアップされていて、映像では見て把握していましたが、実際に見たときのインパクトはすごかったです。
席は前から5番目の列でした。めちゃめちゃ近いです。これだけ近いと、両サイドの風車と象は視界に入らなかったです。
会場は開演前、休憩中、終了後だったら撮影オッケーでした。丁度撮影し終わった12:50頃、演者の方が舞台に現れました。ここで、写真はNGと案内があったので、セーフでした。
演者の方はゆっくり動きながらこちらを見たり、男女で絡んだりと、不思議な世界が広がっています。最後に女性2人が剣を飲む手品?をします。そのあとクリスチャン(甲斐翔真さん)が登場です。若々しくて甘いマスク。かっこよくて存在感ありました。彼が手を挙げると同時に、「Moulin Rouge!」とかかれたネオン看板が上に上がり、本格的な開幕です。
加賀楓さん演じるニニについて
4人の女性のシルエットが現れ、「Lady Marmalade」の指パッチンと低音の前奏が流れます。これから加賀楓さんが現れると思うと、めちゃくちゃドキドキしました。幕が上がります。4人のダンスと歌が始まります。加賀楓さんは、金髪お団子そして濃い目のメイクをしていてかっこいいです。ダンスのキレも存在感も健在すぎました。
加賀楓さんが演じるのは、ナイトクラブ「ムーラン・ルージュ」の踊り子です。役名は「ニニ」。ダンスの感じはもちろんモーニング娘。時代とは系統が違って、男の人を誘う感じの動きが多い場面もありましたが、加賀楓さんらしさが感じられる、強くて健康的なセクシーさがあって、素敵でした。
そこから、次々別のダンサーが出てきますが、ナイトクラブ「ムーラン・ルージュ」での場面では舞台にいてくれるので、ずっと見られて幸せでした。
歌って踊るのがメインかと思っていましたが、セリフもありました。声が聞けて嬉しかったです。出番としては、ユニゾン歌唱とダンスが多くて、少しセリフ、ソロ歌唱もありました。初帝国劇場ですごいです。
映画「ムーラン・ルージュ」で予習したところ、ニニは、公爵に告げ口したり、クリスチャンをからかったりと嫌な女性な印象を受けました。ミュージカル版では、口調はツンツンしているけれども、サティーンを支え、励ます優しい女性として描かれていました。また、ナイトクラブで一番を目指すという芯の強さが、立ち振舞いやダンスからも伝わってきました。この強さ、優しさは、モーニング娘。時代の加賀楓さんのイメージともぴったりで、加賀楓さんに合ってる役だとひしひしと感じました。
見ていてドキドキしてしまったのは、中河内雅貴さん演じる、サンティアゴとの絡みでした。映画では、サンティアゴの元のキャラクターだと思われるタンゴダンサーとニニが踊るシーンがありました。ただ、2人の関係は明確にされていなかったので、単にここの場面はニニの見せ場かなと思っていました。ミュージカルでは、サンティアゴとニニについて、はっきりと「愛を育んだ」、と恋人関係であることが語られます。 序盤、サンティアゴがニニを誘い、ニニが「あっちいって」と突っぱねるシーンがありました。そこも伏線だったようです。ニニは決してサンティアゴに笑顔を見せず甘い言葉を言いません。でも2人のシーンではニニのまっすぐさや力強さを口調やダンスから感じ、サンティアゴへの愛情深さが伝わってきました。
休憩明け第二幕は、冒頭、クリスチャンの語りの後、サンティアゴとニニの見せ場でした。「Backstage Romance」で踊るシーンは、加賀楓さんの目力と気迫とオーラがすごくて、圧倒されました。2人の絡みやリフトと言うのでしょうか、サンティアゴがニニを持ち上げる振りが、すごすぎました。また、初めはサンティアゴが一人で歌い、途中からニニも歌に加わります。入るところが高いキーからなのですが、そこはさすがの加賀楓さんです。レーザービームのようにスパッといきなり音程バッチリです。聴いていて本当に気持ちよかったです。男性とのデュエットは初めて聴きましたが、サンティアゴの優しい歌声と、ニニの心の叫びのような歌声は、役柄や場面にもぴったりだったように思います。
いつの間にやらバックにはダンサーたちが集まり、サンティアゴの「1.2.3.4!」に合わせてニニがセンターで踊ります。ここでもオーラがすごかったです。真ん中で踊ることが似合いすぎて、私は大興奮でした。その後、ダンスの中で、持ち上げられたり、引きずられたり、かなりアクロバティックな技が続きます。美しかったです。
その後、劇中劇のリハーサルのシーンでは、周りでサンティアゴとニニが仲良さそうにしゃべっている感じも好きでした。
ラストは、一旦終わった後、「More More More! (encore)」が始まり、再びパフォーマンスが見られました。本当に楽しそうな加賀楓さんが見られて嬉しかったです。最後には紙テープが飛ばされ華やかでした。
他の演者さんや演奏者について
サティーン役である望海風斗さんはとにかく美しくて、どの衣装もとても似合ってました。高音のミックスボイスが本当に綺麗で聴いていて心地よかったです。最後、ぴょんぴょん跳ねながら去るのが可愛らしかったです。
クリスチャン役である甲斐翔真さんは甘い歌から、苦しみの歌まで幅広く表現しているところがすごかったです。どの歌もどんな感情なのかが分かりやすく伝わってきました。休憩後の語りで、「初めて恋したときはどうでしたか?」的なことをお客さんに向かって問いかける場面がありました。私の座っている場所周辺を指していたので、自分に語りかけられたようで、ドキドキしてしまいました。
とにかくみなさん歌と踊りがうまかったです。ずっとずっと見ていたかったです。
カーテンコールでは指揮者が出てきて、生演奏だったことに驚きました。確かに、ためて歌っても音楽がぴったりでした。ふと後ろを見ると、真ん中あたりに小さいモニターがあり、演奏者がうつっていたので、役者さんはそこを見ながらタイミングを合わせたのかな、とか勝手にいろいろ想像しておりました。
まとめ
ちなみに、25分ある休憩時間の過ごし方としては、私はすぐに地下一階のトイレへ行きました。すごい行列で、私が済んだころには残り5分でした。トイレが近い方は、休憩が始まってすぐに行くことをお勧めします。
今回、17000円という高いお金を出して見たミュージカルでした。その価値があるとはっきり言える素晴らしい時間を過ごしました。もう一度見たいと思いましたが、チケットはもう売り切れでした。再演したら是非見たいです。とにかく見て2日経ちますが、今もふとミュージカルの歌や場面が思い浮かび幸せな思い出に浸っています。
そして、加賀楓さんの活躍が心の底から嬉しいです。短い間に、歌もダンスもますます磨かれて、その様子を 直に見られて幸せでした。これからも加賀楓さんを応援していきます。